宮崎県障害者社会参加推進センター
令和7年6月11日(水)・12日(木)の両日、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)において
かながわ大会式典の模様
6年ぶりに対面形式での開催となり、2日間で全国からのべ900人が参加しました。
第1部・式典
大会は、太鼓集団「鼓粋」による歓迎演奏にはじまり、日身連荻津和良(おぎつ・かずよし)副会長の開会宣言により幕を開けました。式典では、黒岩祐治(くろいわ・ゆうじ)神奈川県知事や山中竹春(やまなか・たけはる)横浜市長から歓迎のあいさつをいただいたほか、福田紀彦(ふくだ・のりひこ)川崎市長よりビデオメッセージをいただきました。また、福岡資麿(ふくおか・たかまろ)厚生労働大臣(代理前田忠秋(まえだ・ただあき)厚生労働省障害保健福祉部企画課自立支援振興室長)、盛山正仁(もりやま・まさひと)自由民主党ユニバーサル社会推進議員連盟幹事長兼会長代行 前文部科学大臣からご祝辞をいただきました。
和太鼓演奏が会場に響き渡る
大会表彰では、長年地域において障害者福祉の向上に尽力された会員、全国50名の皆様が日本身体障害者団体連合会長表彰(永年功労表彰)を受けられました。本県からは、NPO法人延岡市しょうがい者大輪の会理事長、及び一般社団法人宮崎県身体障害者団体連合会理事の甲斐直義様が栄えある受賞を受けられました。 甲斐様の今後より一層のご活躍を祈念するとともに、心よりお慶びを申し上げます。
大会第2部では、公益社団法人2027年全国園芸博覧会協会のサステナビリティ推進部長 見宮美早(けんみや・みさ)様が講演いたしました。
見宮様は再来年横浜市で開催される「2027国際園芸博覧会」において、企画調整部審議役や国際部審議役を兼務されるなど多方面にわたりご活躍をされています。講演では「共につくるGREEN×EXPO2027」と題し、博覧会の見どころとともにアクセシビリティへの考え方や構想についてわかりやすくお話をいただきました。
講演の模様
第2部式典では、次期開催県である仙台市障害者福祉協会狩野勝幸(かりの・かつゆき)副会長が次期大会への抱負を述べられました。最後に、日身連浅香博文(あさか・ひろふみ)副会長が閉会の言葉を述べ、力強いがんばろう三唱とともに幕を閉じました。
全国の仲間とともに、ここ神奈川県において、第70回日本身体障害者福祉大会を盛大に開催することができた。
日本身体障害者団体連合会は、創立以来、障害のある者の立場から障害者施策の促進や障害特性に配慮した一層の環境整備に向け、加盟団体とともに全力で取り組んできた。
改正障害者差別解消法により事業者への合理的配慮の提供が義務化された今、円滑な運用がなされるよう、私たちが発信役となり、同法の意義と理解を地域に広げ、根ざしていかなければならない。
そして、災害時を含め、どのような場面にあっても、障害を理由に不利益をこうむることなく、また、孤独・孤立に陥らない社会環境の基盤整備のため活動していく。
日本身体障害者団体連合会に集う私たちは、互いにつながり、障害者権利条約の精神“私たちのことを、私たち抜きに決めないで”を心に、強い連携のもと、誰もが安全に安心して暮らせる地域共生社会の実現をめざして行動することを誓い、ここに宣言する。
一、日身連及び加盟団体連携のもと、組織体制の強化を図ろう
一、障害当事者参画のもとで障害関連施策を促進させよう
一、身体障害者相談員の活用と周知徹底を図ろう
一、実効性のある災害時の障害者支援体制を構築させよう
一、改正障害者差別解消法の理解啓発を促進させよう